よくあるご質問(YS-TIG200PACDC)
【取扱説明書】(仕様・組立・操作方法・その他、困ったときの対処法など)
よくある質問を個別にご確認いただく前に、まずはYS-TIG200PACDCの取扱説明書をご覧ください。
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P.13・・・・・準備
P.21・・・・・操作方法
P.34・・・・・困ったときの対処法
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取扱説明書はこちらよりご確認いただけます。
【仕様】ブレーカーは何アンペアのブレーカをつければいいか?
⇒40Aのブレーカーをご使用ください。
【仕様】アルミやマグネシウムの溶接はできますか?
⇒交流(AC)の設定で可能です。
【仕様】ステンレスや銅は溶接できますか?
⇒できます。ただし銅がアルミやマグネシウムとの合金の場合は不可です。銅は溶接としては難しい材料となるので技術や知識も必要です。
【仕様】電極は何でも使えますか?
⇒直流TIG向けの場合は、特に理由がなければトリタンかセリタンを推奨します。交流TIGの場合は、純タンを推奨します。
【仕様】なんでアルミやマグネシウムは直流TIGで溶接ができないのですか?
⇒アルミの表面には融点の高い酸化アルミニウムで覆われていて、これを除去を しないと内部が先に溶けて表面は汚れたようになります。
直流TIGはトーチが(-)で母材を(+)にして使用します。これは電子の流れ 方が(-)から(+)に流れるためです。逆に流れてしまうと電極に向かって アークが発生し先端が溶け落ちてしまったり、面から点に向かってアークする ため溶融が浅くなります。
しかしこの逆の流れは酸化アルミニウムを除去する効果があります。交流の場 合は電流の向きが周期的に入れ替わっているため酸化アルミニウムの除去と電 極の消耗を抑えつつ溶かすことが可能となりますが、直流の場合は一方向しか 電流が流れないため溶接ができないのです。
【仕様】高周波スタートやパルス溶接では他の機器に影響はありますか?
⇒精密機器で影響がでる可能性があります。
【仕様】溶加棒(フィラーや溶接棒とも言う)を使う場合と使わない場合の違いを教えて。
⇒母材同士を付ける場合は強度が落ちます。そのため溶加棒を加える必要があります。強度を必要としない場合は使わなくてもくっつけることは可能です。
【仕様】アースは母材(溶接するもの)以外のもの(金属の台や建物の金属部分)に取付けて良いですか?
⇒不可です。
必ず母材にアースを取付けてください。仮に建物にアースを取ると車のボディアースのような状態になります。
つまり溶接をすると電気が建物全体に流れます。この状態で建物内の違う場所を流れている金属を触ると感電します。
【仕様】隅肉や狭いところを溶接したいのですができますか?
⇒ガスレンズコレットボディとガスレンズノズルを使うと電極(タングステン)を普通のコレットボディやノズルよりも長く出すことができます。
ガスレンズはガスが直噴になるので遠くまでガスを送ることが可能です。通常のコレットボディやノズルでは5mm程度までです。
ガスレンズを使えば電極を30mm程度だしてもガスが届きます。またガスのシ ールド効果も高くなります。
【仕様】パルス溶接とはどういうものですか?
⇒パルス溶接とは、高い電流(パルス電流)と低い電流(ベース電流)を周期的に切替えます。
これにより薄板の溶接をする場合、パルス溶接であればパルス電流で瞬間的に溶かし、ベース電流で凝固するという溶接が可能になります。
【仕様】アルゴンガスは爆発や人体への影響は?
⇒アルゴンガスは不活性ガスなので引火する心配がありません。またアルゴンは空気中にも0.9%含まれていて、人体には無害です。
【仕様】付属のガス用ホースのサイズは何mmですか?
⇒内径8mm外径12mmです。
【仕様】発電機で使用出来ますか?
⇒発電機で本機を使用しないでください。能力の低下を起こす恐れや故障する恐れがあります。
【動作確認】うまく溶接ができず、穴が空いてしまう
【考えられる可能性】設定値が高いもしくは長時間当てすぎている
⇒設定値は低めに設定し、長時間当てるのではなく点付けする方法もあります。
【動作確認】アルミの溶接が上手くできない
【考えられる可能性】メッキや塗装や酸化アルミニウムで覆われている
⇒アルミはサビないように表面処理しているため、サンダー等で削ってから溶接を行ってください。
【動作確認】電源ランプが点灯しない(電源スイッチを入れるとファンは回転する)
【考えられる原因】電源ランプの故障の可能性
⇒交換してください。
【動作確認】トーチスイッチを離しても電気が流れている
【考えられる原因】設定が4Tになっている可能性
⇒この溶接機は2Tと4Tがあり、2Tで設定しているとトーチスイッチを押している間だけ溶接できますが、
4Tに設定していると、トーチスイッチを一度押してから再度押すまで、スイッチを押したままにしなくても溶接できます。
一度設定の見直しをしてください。(設定の仕方は取扱説明書をご参考ください)
【動作確認】電源ランプが点灯しない(電源スイッチを入れてもファンが回転しない)
【考えられる原因①】電源スイッチが「OFF」になっている可能性
⇒「ON」にしてください。
【考えられる原因②】ブレーカーが入っていない可能性
⇒ブレーカーの確認をしてください。
【動作確認】【TIG 溶接】トーチスイッチを押してもガスが出ない
【考えられる原因①】ガスホースの破損やねじれ、 接続のゆるみの可能性
⇒ガスホースの接続を点検してください。
【考えられる原因②】トーチスイッチの故障又は、トーチケーブルの断線の可能性
⇒テスターで点検し、スイッチの取替又は ケーブルの修理してください。
【動作確認】【TIG 溶接】卜一チと母材間でパルス波が飛ばずアークスタートしない
【考えられる原因①】プリフロー時間が長い可能性
⇒プリフローを適正値に設定してください。
【考えられる原因②】トーチケーブル、母材側ケーブルの接触不良の可能性
⇒ケーブルの締付けを確実にし、断線の時は修理か交換となります。
【考えられる原因③】タングステン電極の不良の可能性
⇒酸化している場合は研磨してください。
【動作確認】【TIG 溶接】アークが安定しない
【考えられる原因①】タングステン電極が酸化又は汚損している可能性
⇒研磨してください。
【考えられる原因②】ガス流量が多すぎる可能性
⇒ガス流量を減してください。
【動作確認】【TIG 溶接】タングステン電極の消耗が激しい
【考えられる原因①】電極経に対する電流が高すぎる可能性
⇒電流を下げてください。
【考えられる原因②】ガス流量が不足又は流れていない可能性
⇒ガス流量を適正にしてください。
【考えられる原因③】トーチコードが+側に接続されている可能性
⇒トーチコードを-側、アースコードを+側にしてください。
【動作確認】【TIG 溶接】溶接の終りに、タングステン電極が酸化し、変色する
【考えられる原因】ガスを止めるのが早すぎる可能性
⇒ガスを流す時間を増してください。
⇒ガス接続を確認してください。また電極が冷えるまでガスを止めるのを待ってください。
【動作確認】【MMA 溶接】アークは出るが弱い
【考えられる原因①】電源電圧降下が大きい可能性
⇒同じ電気回路で使用している機器を外してください。
⇒ドラム延長コードを使用している場合は、コードを全部引き出してください。
⇒延長コードはなるべく短くし太いものにしてください。(3.5mm 以上)
【考えられる原因②】コネクタとソケットの接続が逆極性になっている可能性
⇒正極性に接続し直してください。
【考えられる原因③】溶接棒、母材厚、出力電流の関係が適切でない可能性
⇒溶接棒を太くし出力電流値を上げてみてください。
【考えられる原因④】溶接棒が濡れている。又は湿っている可能性
⇒乾燥させてから使用してください。
【考えられる原因⑤】溶接棒が適切でない可能性
⇒軟鋼用、鋳物用、ステンレス用から選択してください。
【考えられる原因⑥】コネクタとソケットの接続があまい可能性
⇒時計回りに回し、しっかり固定してください。
【動作確認】【MMA 溶接】アーク(火花)は出るが溶接棒が母材(溶接物)に溶着してしまう
【考えられる原因①】電源電圧が低すぎる可能性
⇒電源電圧を確認電源コードを真っ直ぐにしてください。
【考えられる原因②】母材厚に対して出力が小さい可能性
⇒電流調節を上げてください。
【動作確認】【MMA 溶接】アーク(火花)が不安定
【考えられる原因①】溶接ホルダコードの接続不良の可能性
⇒接続部分をしっかり締めてください。
【考えられる原因②】電極径に対し溶接電流が小さい可能性
⇒適正電流で使用してください。
【考えられる原因③】同時に他の機器を使用している可能性
⇒他の機器のスイッチを切ってください。
【動作確認】【MMA 溶接】溶接棒を母材に接触させても電流が流れない
【考えられる原因】溶接ホルダコードの接続不良の可能性
⇒接続部分をしっかり締めてください。
【動作確認】【MMA 溶接】電源は入るが、アーク(火花)が出ない
【考えられる原因①】アースクリップと母材(溶接物)との接触不良の可能性
⇒アースクリップを別の場所に移動してください。
⇒母材(溶接物)表面に油、塗料、 錆などがないか確認し、取除いてください。
【考えられる原因②】母材(溶接物)と溶接棒の接触不良の可能性
⇒溶接棒で母材(溶接物)をトントンと叩いてください。
⇒母材(溶接物)表面に油、塗料、錆などがないか確認し、取除いてください。
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